【同じ色でも、彩度と明度で、こんなに違う!】
みなさん、彩度と明度ってご存知ですか?
同じ色でも、彩度と明度によって、色々な雰囲気に変わります。
例えば、『赤』
『赤』は、色の中で強さを感じる色です。
生命力や情熱などの印象があります。

ヘアカラーも、赤にすることはありますが、赤といっても色々な赤がありますよね。
普段は、
『暗めの赤の方がいいかな・・・』『鮮やかな赤の方がいいかな・・・』など、
彩度と明度を、感覚で選んでいると思いますが、
何が彩度で、何が明度なのか。
彩度と明度によってどのような印象になるのか。
一度、頭の中を整理してみましょう。
彩度による赤の変化
彩度は、色のクリア感、濁り感を表したものです。
彩度が高い → クリアなビビット感
彩度が低い → くすみ感(灰色を混ぜていく)

彩度が高い色味に、少しずつ灰色を足していくイメージです。
すると、徐々にくすんだ色味に・・・。
最終的には、無彩色に近ずきます。
明度による赤の変化
明度は、色の明るさ、暗さを表しています。

明度が高くなると、赤に白が混ざっていくイメージ。
赤に白が混ざると、ピンク色に。赤もどんどん優しい方向に近ずいていきます。
明度が低くなると、赤に黒が混ざっていくイメージ。
赤に黒が混ざると、ボルドーになっていくイメージ。赤も重たくシックな方向に近ずいていきます。
この、彩度と明度。
ヘアカラーをデザインする上でも、みなさん使い分けてるのではないでしょうか?
例えば、こんなカウンセリングよくありますよね。
お客様 『赤い色にしたいのよね』
美容師 『わかりました。どれくらいの赤にしましょうか?』
そんな時、
『コスプレ展があるから、派手にしたい!』
ビビットな赤を求められているお客様であれば、
ブリーチしてマニキュアの赤をお勧めするでしょうし、
『パーティーで、タイトな黒ドレスを着るから上品な感じにして欲しい』
こんな、お客様だったら、ボルドーのような落ち着いた赤をお勧めしたくなりますよね。
1つの色でも、彩度や明度が変われば、雰囲気も変わります。
ひのおかでした